能見 打倒デイリー!不吉な占いに闘志
阪神・能見篤史投手(35)が9日、“打倒デイリー”に闘志を燃やした。
この日は兵庫県西宮市内の幼稚園でおもちゃの贈呈式を行った。その後、取材に応じた。今季の目標について答えている時だった。温和な表情が突然、勝負師のそれになった。
「デイリーさんに“八方塞がり”って書かれましたからね。壁をこじ開けてやろうと思っています」
3日のデイリースポーツに掲載された菱田易学宗家・菱田幸雄氏による「易学から見る2015プロ野球大胆予想」。そこに「能見篤史投手(三碧木星)は“八方塞がり”の年回りです。気の流れが滞る時期ですので、プレッシャーから解放してあげたほうがいいかもしれません」と書かれていた。これを見て闘志に火が付いた。
「(今年で)36歳ですよ。そっとしておいて」と言いながらも「体はしっかり動く。試合の中で抜いて投げるのはしたくない」と全力で投げきる覚悟を口にした。
昨季は4年ぶりに2桁に届かず9勝13敗、防御率3・99に終わった。「防御率がすごく悪くなっているので戻したいのと四死球を減らしたい。粘り強くを意識したい」と意気込みを口にした。八方塞がりを左腕でこじ開ける。