高宮 新球解禁で今季もG阿部封じ!

 阪神・高宮和也投手(33)が16日、鳴尾浜で自主トレを行い、巨人・阿部に対し“新球”を解禁する考えを明かした。昨季CSファイナルSでは、3打数無安打と主砲を完全に封じた左腕。“阿部キラー”がさらに進化した投球で15年シーズンに臨む。

 かつて所属していたホンダ鈴鹿での自主トレを終え、高宮が鳴尾浜で本格的に始動した。約70メートルのキャッチボールで順調な調整ぶりを披露した左腕は巨人の主砲に対し、まだ投じていない新球を駆使する考えを明かした。

 「まだ1球も使っていない球があるので、今年は投げていきたい。チェンジアップとフォークの間くらいの変化球ですかね」。“阿部キラー”は不敵な笑みを浮かべ、堂々とした口調で語った。

 巨人・阿部とは横浜時代を含めて公式戦、CSを合わせて10度対戦し全打席で抑えている。昨季CSファイナルSでは第1戦から全3試合で対戦し、2奪三振、一直。外角への真っすぐと、逃げるスライダーを組み合わせた配球で巨人の絶対的な中心打者を完全に封じ、チームを日本シリーズへと導いた。

 「球質とか、ある程度は(イメージが)残っていると思う」。すでに再び対決した時のイメージを膨らませ、入念に作戦を練っているが、行き着いたのが、新球の投入だ。

 昨季右打者には投げていたというが「まだ左バッターに投げる自信がなかった」という縦に変化する球種。阿部を含め、左打者には使っておらず「キャンプでは、イメージしながら投げていきたい」。左の中継ぎとしての地位を確立するため、開幕までに自分のものにする。

 「(昨年は)終盤いい形で終われたので、今年は前半からいきたい」。“阿部キラー”は進化を遂げ、虎を勝利へと導く。

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