関本『鳥と優勝』補強ゼロでも大丈夫
阪神の関本賢太郎内野手(36)が18日、補強ゼロの現有戦力での優勝に自信を見せた。沖縄・宜野座村での合同自主トレ後、鳥谷の残留を歓迎。今オフ新戦力の補強に失敗したが、問題ないことを訴えた。
満面の笑みで、鳥谷とのやり取りを明かした。「残ってくれるもんやと思っていたから。根拠はないけどね」。チーム残留が決まると、すぐさま連絡を入れたという。「『残留ボーイ』ってメールしたら、『ヘッヘッヘ』って返ってきたよ」。
今オフの補強は失敗した。昨季より上積みのない戦力。しかし鳥谷の残留が決まったことで、生え抜き最年長野手は「同じ戦力で勝負できるのはチャンス。同じ戦力でやり返したい」と、10年ぶりリーグ優勝への態勢が整ったと捉えている。
昨季は主に代打として存在感を発揮したが、「現役をやっている限り、レギュラーを目指す」ときっぱり。昨季からバットを寝かす新フォームに挑戦したが、「同じ打ち方で通せたのは去年初めてかもしれない」と手応えを強調した。
悲願のリーグ優勝へ「2年間、同じ失敗を繰り返している。夏場以降、加速できるように今年は追いかけられたい。先に(首位に)立ちたい」と青写真を描く。鳥谷とともに開幕ダッシュから一気にゴールを目指す。