珍記録!田上5季連続初打席H狙うデ

 阪神・田上健一外野手(27)が21日、高知県の安芸市営球場で清水誉捕手(30)と合同で行っていた自主トレを打ち上げた。田上は2011年から4年連続でシーズン初打席で安打を放っており、5年連続となればプロ野球史上でも極めて珍しい。王、長嶋、張本、イチローら名打者でさえなせなかった珍記録の達成に意欲を見せた。

 王、長嶋、張本、落合、イチロー、金本、青木…これまで名打者が誰もなせなかった珍しい記録に、田上が挑む。昨季開幕2カード目、4月2日の中日戦(京セラ)で田上は八回に福谷から二塁内野安打を記録。これでシーズン初打席安打を4年連続まで伸ばした。

 本人にまったく意識はなかったが、当日ベンチ裏で山脇守備走塁コーチから「お前、毎年シーズンの初打席でヒットを打っていないか?」と聞かれ、「確かにそうかもしれない」と感じていた。

 シーズン初打席安打を4年連続で放ったのは落合博満氏ら数人。現役ではオリックスの平野恵が田上と同じく11年から記録しているが、5年連続となれば極めて珍しい。この日、安芸で清水と行っていた自主トレを打ち上げたプロ6年目の27歳は珍記録の達成に意欲をのぞかせた。

 「そういう記録があるなら、せっかくなのでぜひ達成したい。特別プレッシャーにはならないですよ」と笑顔で心中を明かした。塁間走タイムでチーム一の俊足は今季もスペシャリスト的な立場を求められるが、今季は「打」に注目が集まる。スーパーサブが記録への挑戦を励みに定位置争いに割って入る。

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