岩貞ノーモア故障 馬原の金言生かす!

 阪神・岩貞祐太投手(23)が22日、兵庫県西宮市の鳴尾浜で自主トレを行い、1月3日に母校・必由館の後輩で巨人ドラフト4位・田中大輝投手(22)=国学院大=の激励会に出席した際、同校の先輩のオリックス・馬原孝浩投手(33)に会い、体のケアの大切さについて聞いたことを明かした。通算180セーブを挙げる偉大な先輩の金言を受けて今季の飛躍につなげる。

 後輩の激励会で会った母校・必由館の大先輩であるオリックス・馬原。岩貞はその貴重な時間を振り返り目を輝かせた。

 野球の話ばかりしていたという。通算180セーブ。パ・リーグを代表するストッパーとして君臨し、右肩手術という大きなケガからの復活も遂げた。発せられる言葉すべてが刺激的だった。心に残ったのが体のケアについての話だった。

 「とにかくケガしないようにと。ストレッチや体のケア、準備を大切にするようにと言われました」

 自身も昨年のキャンプで左肘痛を発症し、大きく出遅れた。リハビリに励む日々、体のケアへの意識は高まった。加えて大先輩の話は、自分のやり方が間違っていなかったという自信になったとともに、より意欲的に取り組むきっかけとなった。まさに金言だった。

 この日は雨天の中、鳴尾浜でブルペンに入った。小豆畑を相手に座らせて直球ばかりを42球投げた。まだまだ調整段階で、荒れる場面もあったが、キレのあるボールが高いミット音を何度も奏でた。

 今オフは体のケアだけでなく、下半身を徹底的にいじめ抜いた。その成果が、ボールにも表れている。

 「キャッチボールから安定している。ブルペンでも思いっきり力を入れなくてもスピンかけて投げられていた」

 表情にも自信がみなぎった。昨季は即戦力と期待されながら1勝4敗に終わった。今季は先発だけでなく、リリーフ転向プランも浮上する。

 「どちらでいくか言われていませんが、どちらでもいけるように、キャンプでは球数も投げていきたいし、連投もしていきたい」

2年目の飛躍

 プロ2年目を迎えた左腕が、偉大な先輩の金言を胸に飛躍する。

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