和田監督困惑 ゴメスは第2クール以降
ドミニカ共和国でパスポートを盗まれ来日が遅れている阪神・マウロ・ゴメス内野手(30)の春季キャンプ第1クール(2月1~4日)中の合流が難しいことが30日、分かった。主砲の合流遅れにこの日、沖縄入りした和田豊監督(52)も、困惑を隠せなかった。
高野球団本部長によるとゴメスのパスポートがまだ再発行されておらず、メドについては「できれば来週中」と説明した。仮に来週前半に再発行されたとしても、その後来日して2月4日までに合流するのは困難な状況。31日に球団の担当者が日本からドミニカに向かい、早期来日の準備を進める。
主砲の合流が流動的な状況に、和田監督は「(ゴメスが)沖縄に入って動きを見てからメニューを組まないといけない」。故障ではないため「心配してない」としたものの、主砲の調整が遅れる可能性については厳しい表情だった。
来日1年目の昨年も夫人の出産などのため来日したのは2月10日だった。2年連続でキャンプで出遅れる事態となってしまった。