「阪神２軍春季キャンプ」（５日、安芸）

　阪神・横田慎太郎外野手（１９）が今季のウエスタン・リーグ公式戦を含む全ての２軍対外試合で、１番打者として起用される方針であることが５日、分かった。古屋２軍監督が「ゲームとつくものは全て１番で使うつもりでいる」と明言した。

　オフの間、横田は古屋２軍監督に「１番を打ちたい」と直訴した。「（初回は）投手も緊張しているし、甘い球が来る」。昨季、ウエスタン・リーグ終盤で務めた１番に魅力を感じていた。古屋２軍監督は「打席も多くなるし、考えることも多いからそれだけ勉強になる」と了承。中村ＧＭも承認している。

　２軍キャンプの第１クール最終日となった４日、報道陣からの一番目立った選手は？という問いに古屋２軍監督は「横田が規格外の打球を打つよね」と即答した。４日間でフリー打撃の柵越えは６０本以上。パワーを周囲に印象付けた。

　横田には夢がある。「（１軍で）クリーンアップを打ってみたい」。若虎は夢に向かい、ひたすらにバットを振り続ける。