隼太3発 石田純一イチオシ、金言も
「阪神春季キャンプ」(12日、宜野座)
阪神の伊藤隼太外野手(25)が12日、フリー打撃でドラフト2位・石崎(新日鉄住金鹿島)から2連発と、逆方向への一発の計3本の柵越えを放った。
まずは2球目。直球を右中間最深部へ運んだ。3球目も完璧に捉えると、打球は右中間席の芝生で跳ねた。さらに6球目は左翼席へ。「まだまだ。捉えた打球が増えるようにやっていくだけ」。24球で3本の柵越えという結果にも課題ばかりを口にしたが、首脳陣がケージ裏で見つめる前でインパクトを残した。
宜野座に“援軍”が訪れていた。熱狂的な阪神ファンとして知られるタレント・石田純一だ。期待の選手として伊藤隼の名前を挙げて「真面目過ぎますね。(いい意味での)いいかげんさがあれば。ヒントになる本でも贈ろうかな」と“遊びのススメ”を説いた。
伊藤隼は「シーズンでは1、2打席で凡退したらどうしようと(自分を)追い込むことがあった。割り切って考えることも大切だと思う」。芸能界の成功者からの意外な金言が身にしみた様子だった。
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