藤浪「さけぶ」2年連続弾へ登場曲変更
阪神・藤浪晋太郎投手(20)が16日、今季の打席登場曲をMr.Children(ミスター・チルドレン)の「HOWL」に変更したことを明かした。昨季、使用した「Worlds end」(Mr.Children)から気分一新。大好きなミスチルの曲で気分を盛り上げて、2年連続弾を狙う。
熟考した末、藤浪が選んだ1曲はアップテンポなメロディーだ。
「ミスチルの『HOWL』に決めました。洋楽と迷ったんですけど、ノリがいいですし歌詞も良かったので」
同曲は10年に発売されたアルバム「SENSE」に収録されており、「HOWL」には「さけぶ」との意味がある。シングル曲ではないが、知る人ぞ知る名曲の1つだ。ライブで盛り上がり、コアなファンの人気も高いという。
登板時の登場曲はプロ1年目から使用する「PADDLE」(ミスチル)を使用するが、打席時は昨年の「Worlds end」(ミスチル)から気分一新。ノリのいい曲でテンションを上げて、打席に向かう。
登場曲にこだわりを持つように、打撃への意識も高い。今キャンプでは連日、室内練習場で打撃マシンと向き合い、レベルアップを図っている。
昨季はマツダスタジアムの右中間席へプロ初本塁打を放つなど打率・173。チャンスでは勝負強く、得点圏打率・364、6打点をマークした。14日のフリー打撃でも持ち味の長打力を見せつけ、87スイング中、安打性の当たりが30本。左中間、右翼席へ、2本の柵越えを放ち、進化の一端を示した。
「2本は不本意ですね」と自己採点は辛いが、「逆方向に打てたのは良かった。今年も1本は打ちたいです」と2年連続本塁打に意欲を見せている。
「ピッチャーは9人目の打者。ピッチャーが打つと得点に結びつくことが多いので」
藤浪はミスチルの全アルバムを保有。ライブにも足を運ぶほどの大ファンだ。キャンプに持参した愛用ギターでも練習中だという。お気に入りの1曲に背中を押され、バットで快音を響かせる。