横田に絶賛の嵐…初1軍戦いきなりH
「練習試合、阪神2-0オリックス」(28日、安芸)
阪神・横田慎太郎外野手(19)が「1番中堅」で先発出場し、プレシーズンながら初の1軍戦で初安打を放った。4打数1安打に終わったが、首脳陣は横田の打席内容を絶賛。キラリと光るデビューを飾った。
たった1安打で称賛の嵐だ。高卒2年目の有望株が六回1死からオリックスの左腕・前田のスライダーを左前へ運んだ。1ボール2ストライクから外角球を逆らわずにヒットゾーンへ打ち返した内容に、掛布DCは「追いこまれていたけど、うまいこと打った」と拍手。和田監督は「4打席じゃなく、もう少し見たかった」とほれ込んだ。
第1打席は3球目のスライダーに反応し中堅右への飛球に倒れたが、関川打撃コーチは「変化球に対して間をとって振れていたから、おっ!と思った」と話し、平田ヘッドコーチも「変化球をよく見て、おっ!と思ったよ」。両首脳に驚きの感嘆符をつけさせるバットコントロールで潜在能力の片りんを見せた。
横田は「緊張?いつも通りできた、とは思います。あまり…忘れています」と、たどたどしいコメントで全打席を振り返った。掛布DCが「松井クンの2年目よりいいんじゃないか」とゴジラ超えの期待を寄せる逸材。もう1人のシンタロウがブレークの予感だ。