藤浪実戦調整で“鬼門”京セラ克服や
阪神・藤浪晋太郎投手(20)が1日、甲子園室内での残留組の練習に参加。先発予定の開幕第3戦、29日・中日戦(京セラ)に向けた調整に自信を見せた。実戦の数はもちろん、得意ではない京セラドームもオープン戦最後の22日・オリックス戦で投げられるため、不安はない。
「(京セラは)いいイメージはないです。好きか嫌いかで言えばあまり好きではない。硬くて傾斜がなくてボールが浮きやすいので。甲子園と違って特殊なイメージ。ただ致命的な問題かと言うとそうではないです」
昨年の京セラドームでの成績は3試合で1勝2敗、防御率が5・40。相性の悪さは偶然ではなく、自身で把握していた。問題はマウンドの硬さではなく、傾斜のなさだという。
「(硬いので)掘るのが面倒。堀りにくいので時間がかかる」と藤浪。傾斜がない分、左足を踏み出す場所をなるべく掘るのが右腕の「京セラ対策」。実際に開幕3戦目の1週間前の22日に投げられることを「慣れる意味でも感触を確かめられる」と歓迎した。
この日はキャッチボールなどで汗を流した。侍ジャパンの登板も含めて開幕まであと4試合に登板予定。「実戦が多いのは自分にプラス」と話し、前向きに調整を進める。