吉田義男氏「永久欠番の選手出てきて」
今年、球団創設80周年の阪神は8日、甲子園球場での巨人とのオープン戦を「永久欠番デー」として開催した。背番号「10」の藤村富美男氏、「11」の村山実氏、「23」の吉田義男元監督(81)の功績をたたえ、ベンチ入り選手、首脳陣全員が初代ミスタータイガース・藤村氏の「10」をつけて試合に臨んだ。
試合前には吉田元監督と藤村氏の孫・藤村一仁氏(36)、村山氏の孫・村山直之氏(18)がセレモニーに出席。始球式では直之氏が投手、一仁氏が打者、吉田元監督が捕手となってファンを沸かせた。
吉田元監督は「素晴らしいセレモニーで先人をたたえてもらってありがたい」と感激しきり。1987年に自身の背番号が欠番となって以降、空白の時が続いているため「永久欠番の選手が早く出てきてほしい。永久不滅の選手を育ててほしい」と期待も口にした。
「阪神は球界のリーダーになってほしい。100周年を目指して頑張って」とエールを送ったレジェンドは、「(80周年の)節目の年に日本一を目指して頑張ってもらいたい」とハッパも。また「23」を全員がつける試合の可能性には「私はまだ存命してますがな」とぽつり。笑いもとって記念日を締めくくった。
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