和田監督、拙攻打線に苦言…あと1本が
「練習試合、ヤクルト6-1阪神」(18日、神宮)
物足りない、看過できない。阪神・和田豊監督(52)はヤクルト戦で拙攻を繰り返し、わずか1得点に終わった打線に苦言を呈した。
得点圏に走者を進めても、本塁までが遠かった。あと1本がなかなか出ない。1-2の六回には1死三塁から西岡、ゴメスが凡退した。練習試合とはいえ、早めに同点に追いついておきたいところだった。虎将は「その1点を公式戦では何としても取らないといかん。公式戦になると、そこが勝負になってくる」と熱い口調で訴えた。
野手陣には、1点を奪いにいく執念も持って欲しかった。「勝負どころの1点を何とか先に取る。取れるかどうかで流れも変わってくる。いかに流れを引き寄せられるか。ただの1点じゃなくなる」と力を込めた。
公式戦では少ないチャンスを生かし、「勝負どころ」で得点を奪えるかどうかが、勝敗を分ける。開幕まで10日を切った。残るオープン戦は4試合。指揮官は、本番に弾みがつくような打線の奮起を待っている。