メッセ開幕完封宣言!中西以来25年ぶり
「阪神-中日」(27日、京セラ)
2年ぶり2度目の開幕投手を務める阪神のランディ・メッセンジャー投手(33)が26日、完封勝利を誓った。実現すれば、90年の中西清起以来、25年ぶり。歴史的勝利へ助っ人は力強く宣言した。
「完封?もちろん。長いイニングを投げてチームに勝つチャンスを与えたい。結果的にそうなればいいね」
外国人投手が2度目の開幕投手を担うのは球団初。中西投手コーチが「すんなり決まった」と明かしたように、3月6日・西武戦の時点ですでに決まっていたという。昨季は、奪三振、最多勝のタイトルを獲得。今年1月の来日時から開幕投手奪取を公言してきたメッセンジャーも、自信満々にこう言い切った。
「自分で勝ち取ったという意識があるから光栄だし、うれしく思っている。ここまでの調整?明日、見てもらえば分かるさ」
和田監督も全幅の信頼を寄せる。「1年をメッセ中心でまわってほしい。初回を0に抑えて(味方が)点を取るまで、何とか踏ん張ってほしい」と粘り強い投球に期待した。
「開幕戦といっても143分の1だから、興奮しすぎないようにしたい。始まりであって終わりではないからね」とメッセンジャー。「6年目だから変えずにやろうと思う」。いつも通り、試合前夜に大好物のラーメンを食べて、まっさらなマウンドへ向かう。