呉昇桓3者連続K!熱愛報道後初セーブ

 「DeNA3-5阪神」(21日、横浜)

 自分の存在価値を確かめるように、直球にこだわった。九回表に2点を勝ち越して巡ってきた救援マウンド。先頭の梶谷に右前打を許すと、阪神・呉昇桓が目覚めた。「2回続けて打たれるのが一番よくないと思っていた」。19日・巨人戦(甲子園)では真っすぐを打たれて今季初の救援失敗。苦い思いはもう二度としたくなかった。

 4番・筒香には、全球直球で勝負した。最後は150キロで空振り三振。ほとんど真ん中だったが、球威とキレでバットに空を切らせた。続くロペスも外角低めの151キロで空振り三振。最後はバルディリスを150キロでくぎ付けにする見逃し三振。3者連続、石直球での三振斬りだ。

 「今日は間合いが自分の中でもよかった」。それでもほとんど表情を変えないのが石仏。ただ、この日は朝から周囲が騒々しかった。20日に日本でも人気の韓国ガールズグループ、少女時代のユリとの熱愛が韓国メディアで一斉に報じられた。

 呉昇桓も「いいお付き合いをしていることは事実です。温かく見守っていただければ幸いです」と球団を通じてコメント。ユリの所属事務所も交際を認めるなど、日韓メディアをにぎわせた。

 試合前にはナインが呉昇桓を冷やかす場面が見られた。和田監督も「明るい話題やないか。どっちも大物だ」と話し、チームは明るい雰囲気に包まれた。

 しかし、当の本人は熱愛の話題を「野球につなげることはない。それはそれ」と言いきる。逆に「たとえよくないことがあっても球場には持ち込まないよ」。だから浮かれることはない。

 これでリーグトップの7セーブ目。最愛の人の声援は胸の中にある。石直球を取り戻した守護神の進撃が再び始まる。

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