和田監督指令!メッセよ闘志は前へ出せ
阪神のランディ・メッセンジャー投手(33)が27日、先発する28日のヤクルト戦に向けてキャッチボールなどで調整した。前回のDeNA戦では、少し精神面に不安をのぞかせる動きがあったものの、和田監督は感情を表に出すスタイルを歓迎。チームのムードを高めるような、闘志あふれる投球に期待した。
「感情を思い切り出しながら戦う選手だから。その感情を抑えてしまうとメッセじゃなくなってしまう。そういう闘志をいい方にね。本人も分かっているわ」
22日のDeNA戦では初回に失点すると、1打席目に打つそぶりを見せずに見逃し三振に倒れた。チームの士気にも影響するようなプレーだったが、感情を出すことがすべて悪いわけではない。
「そうやって気持ちをいろいろ出して戦っていくタイプの選手なんで。そのパワーがチームの勝利に貢献する方にいってくれるように、ということ」と指揮官。おとなしくこぢんまり、となるのではなく、打者に向かう強い気持ちは失ってもらいたくない。
この日のメッセンジャーは練習後、報道陣に笑顔を見せながらも、言葉を残さずにロッカーへ。自身今季初のヤクルト戦。熱い感情は白球に託して、ツバメ斬りに挑む。