メッセ消沈5敗目…髪切り志願中5日も

 「阪神2-7広島」(10日、甲子園)

 気持ちは入っていた。ただ、和田虎が陥った負の流れにはあらがえなかった。阪神・メッセンジャーが6回7安打5失点で5敗目(2勝)。髪を切り、中5日を志願した。その心意気は実らなかった。

 初回は田中、菊池を連続三振など無失点で切り抜けた。しかし二回、先頭の松山に中前打、盗塁も許して会沢の適時打で先制された。1-1の五回は2四球、暴投などで自らピンチを拡大。重盗で生還されるなど2失点し、六回に会沢の左翼2ランでダメ押しされた。

 前回登板の4日・中日戦(甲子園)では4回9安打6失点。心機一転の登板を和田監督も「非常に気持ちが入っていた。前回と違うのは確か」と認めた。一方で「本来のところまでいっていない」とも。足が速いわけではない松山に盗塁を許した場面も「根拠があるのだろう。チェックしていかないと」と課題を残した。今後の登板については、「まだこれから」と言うにとどまった。

 自分へのふがいなさか、助っ人は報道陣を振り切るように足早に去った。広報を通じた「先制されても早いイニングで取り返してもらったわけだから、最少失点のままで持ちこたえたかった。最終的にこれだけの点を取られてしまって悔しい」というコメントが、思いのすべてだった。

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