メッセ代役サンティアゴ 竜戦で初先発
阪神のマリオ・サンティアゴ投手(30)が、出場選手登録を抹消されたメッセンジャーの代役として、15日か16日の中日戦(ナゴヤドーム)で来日初登板初先発することが11日、濃厚となった。
サンティアゴの前回登板は8日のウエスタン・オリックス戦。これまでの登板間隔と同じ中6日なら15日の中日戦の登板となる。だが、1軍のローテ順を崩さないために、本来ならメッセンジャーが先発予定だった16日の同戦に、中7日で向かう可能性もある。
13年WBCのプエルトリコ代表だった右腕は今年3月に加入。1軍は外国人選手を4人しか登録できないため、2軍暮らしが続いたが、ウエスタンでは6試合で1勝2敗、防御率1・80。自身が「ハードシンカー」と呼ぶ球速140キロ以上の高速シンカーを武器に結果を残してきた。
この日は鳴尾浜で軽めの調整を終えると、ようやく巡ってくるチャンスに気持ちを高ぶらせた。「調子はいいよ。上に行くのは目標ではあるけど、与えられたところでしっかり仕事をしたい。いつ呼ばれてもいいように毎日やっていくだけだよ」と上機嫌だった。
メッセンジャーの次回登板予定日が決まっているため、成績を問わず1度きりの登板となりそうだが、1軍の試合をテレビでチェックしてきたという研究熱心な右腕が、チームの窮地を救う。