藤浪“癖バレ”対策「感覚いい方で」
阪神・藤浪晋太郎投手(21)は12日、先発予定の14日・ヤクルト戦(神宮)に向けて、神宮外苑のブルペンで投球練習を行った。自己ワースト7失点で4敗目(1勝)を喫した8日・広島戦は癖を見破られた恐れがあり、試合途中からセットポジションをマイナーチェンジ。グラブを置く位置をベルト付近から、胸元へ上げていた。どちらで次戦に臨むかは当日決める考えで、本人も慎重に話した。
「良くも悪くもないです。いろいろ試しながらやっていきたい。感覚でしかないので。そのときいいボールを投げられる方でやっていきたいです」
投球練習を見守った中西投手コーチは「いろいろ変えながらな。(要因は)それだけではないけど」と指摘した。
藤浪はその後、福原から身ぶり手ぶりのアドバイスを受けながら、三塁付近から一塁送球を繰り返した。「いつもやっていることですが、福さんが一緒にやってくださるということだったので。ステップした方がタイミングを取りやすいし、いいボールが投げられる」と一定の手応えをつかんだ。
自己最速158キロをはじき出した前回も、ボール自体は決して、悪くなかったという。7試合ぶりの白星へ、自らの「感覚」を求めて調整を進める。