阪急阪神HD 日本S進出で過去最高益
阪急阪神ホールディングス(HD)は15日、大阪市北区の大阪取引所で2015年3月期の決算報告を行い、営業利益、経常利益などは過去最高の実績になったと発表した。
阪神タイガース、宝塚歌劇などが含まれるエンターテインメント・コミュニケーション事業については、阪神の昨年のCS突破、日本シリーズ進出などを受けて営業収益は前期に比べ2・1%増の1126億3200万円。営業利益も149億9300万円とこちらも前期比で5・8%増となった。
球団創設80周年の記念イベント開催の効果もあり、ここまでの甲子園主催17試合は前年比で5%の観客増。ただ、今季の主催試合開催は昨季より1試合減る予定となっており、減益を見込んでいる。
15年度の業績予想では、優勝争いと2位以上でのCS開催を想定していると説明。秦(しん)雅夫取締役は「連勝でチームに活気が出てきた。これを続けてほしい」と和田阪神の巻き返しに期待を込めていた。