阪神が藤川獲得の方針固める
阪神が、米大リーグ・レンジャーズから自由契約となった藤川球児投手(34)の獲得に乗り出す方針を固めたことが26日、分かった。契約年数など細かな条件面は今後、藤川サイドと交渉を重ねる中で詰めていくことになる。
自由契約となり、交渉解禁となった25日には、すぐに藤川の代理人を務める団野村氏とコンタクトをとり、古巣としての「誠意」を示した。高野球団本部長は「状況調査ですね。今の事情を確認させてもらった」と説明し、話し合いの中で藤川の現状などを確認。それを踏まえて、獲得方針の決定となった。
この日、大阪市内の電鉄本社では坂井オーナーや南球団社長、中村GMらが出席し、定例の報告会が行われた。営業面や決算などの話題だけでなく、開幕以降思うような結果を残せてこられなかったチームの現状にも、話は及んだもようだ。
定例報告会後、坂井オーナーは甲子園で取材に対応。藤川に関する話し合いが行われたのかと問われると「全くない」と話すにとどめた。ただ、本社サイドからは資金面も含めたバックアップの確約が取られている。先発も含め、想定する起用法などもまだ固まってはいないが、球団を挙げて獲得に動いていく。