横山 前戦KOで背水「捨て身の覚悟」

 阪神のドラフト1位・横山雄哉投手(21)=新日鉄住金鹿島=が1日、日本ハム・大谷への“リベンジ”を誓った。山形中央高3年時に対戦して敗れた右腕と、先発予定の6日・日本ハム戦(甲子園)で再戦する可能性が高い。今季7戦無敗の強敵に投げ勝ち、プロ初勝利をつかみ取る。

 「レベルが高い投手だし、すごく高い壁だと思う。ぶち当たっていく。捨て身の覚悟でいきたい」

 11年の練習試合。横山は先発し、花巻東2年の大谷は中継ぎで登板した。打者としては3球三振で、チームも敗戦。「高校で対戦した中で一番、球が速かった」。当時は1学年下の怪物に驚かされた。だが、自身も成長して迎える4年ぶりの対戦。今回は負けられない。

 正念場でもある。プロ初登板初先発した5月21日・巨人戦は、7回1失点だったが、同30日・西武戦は2回2/3、4失点でKOされた。

 「打たれたら次があるか分からない。より一層考えて試合に臨みたい」。この日は通常なら登板翌々日のため休日となるが、甲子園での投手指名練習に休日返上で参加した。

 体全体を使って一塁から三塁へ送球を繰り返してフォームを確認。「何か変えられるところがあればと思う」。怪物との対戦までに万全の準備を整える。

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