隼太拙守連発…3安打2打点も抹消へ
「交流戦、阪神9-8ロッテ」(3日、甲子園)
虎党のため息が漏れる。3試合連続スタメン出場の阪神・伊藤隼が、度重なる拙守で試合の流れを変えてしまった。さらに走塁時に左手親指を負傷し、終了を待たずしてクラブハウスへと消えた。
四回1死、今江が放った中堅後方の打球に目測を誤った。一度前進したが、打球は伸び頭上を抜かれた。七回、先頭の今江の打球は右翼に守備位置を変えていた伊藤隼のもとへ飛んだ。中途半端な前進で後逸(記録は三塁打)。上本の失策も重なり、藤浪の連続無失点は32回で止まった。
打撃では見せた。二回1死は左中間二塁打。四回も先頭で右翼線二塁打を打ち、五回1死満塁では「低めのボールにうまく合わせられました」と右前適時打を放った。しかし、送球間に二塁を陥れようとスライディングを試みたところ、左手の親指を負傷した。
その後も出場し続けたが七回守備の途中で交代し、試合終了前に権田トレーナーとクラブハウスへ。「(状態は)監督に聞いてください。すいません」と話し、戦列を離れた。4日にも抹消される見通しだ。