阪神マートン“代役”にペゲーロ浮上
阪神が新外国人選手として、今季、米大リーグ・レッドソックスに在籍したカルロス・ペゲーロ外野手(28)をリストアップしたことが8日、明らかになった。現在チームは3位と好位置につけているが、さらなる巻き返しには得点力アップが必要不可欠。マット・マートン外野手(33)も本来の状態ではないだけに、新外国人の緊急獲得へ本腰を入れる
チームは4連勝と波に乗り始め、リーグ3位の位置にいる。しかし、不安要素はある。それは打線だ。173得点、24本塁打、打率・235はいずれもリーグワースト。特に深刻なのは主軸として期待していたマートンの不振だ。
7日の日本ハム戦は3安打2打点と復活の兆しは見せた。ただ打率・255、0本塁打と本来の状態ではないのは明らか。外国人の力が打線を大きく左右するだけに、このまま看過するわけにはいかない。
そこで球団がリストアップしたのが今季、レッドソックスに在籍したペゲーロだ。左の長距離砲で、レッドソックス移籍前に在籍していたレンジャーズでは30試合の出場で4本塁打。メジャー通算13本塁打。ロイヤルズ傘下3Aオマハに所属した昨年は104試合で138三振と粗削りではあるが、30本塁打を放っており、桁違いのパワーが最大の売り物だ。
レッドソックスはペゲーロを、米国時間の4日にメジャー登録の40人枠から外す手続きを取っている。ペゲーロの獲得について、球団関係者は「リストには入っている。チームがこれだけ得点できていない現状。マートンの危機感をあおる狙いもある」と説明。既に電鉄本社から獲得に向けたゴーサインと資金面での支援の確約も取り付け、近日中にも条件面を煮詰めていく方針だ。
ペゲーロを獲得すれば、ゴメス、マートン、メッセンジャー、呉昇桓、サンティアゴに続いて第6の助っ人となる。ただ左打ちの外野手は補強ポイントの一つ。マートンの状態が戻らなければ見切りを付け、ペゲーロを起用する可能性が高い。
首位巨人とは2・5差。十分射程圏内だけに、新戦力で打線がパワーアップすれば優勝の2文字も見えてくるはずだ。
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