猛虎無敗クリーンアップで首位固め撃ち
無敗クリーンアップトリオで貯金稼ぎや!!25日、首位に立つ阪神の3番・福留孝介外野手(38)、4番・マウロ・ゴメス内野手(30)、5番・マット・マートン外野手(33)が、26日からのDeNA3連戦(甲子園)での首位固めを約束した。3人が現在の打順になって以降、引き分けを挟み4連勝中。26日の相手先発は三浦。7連勝中の本拠地で、阪神戦通算46勝の天敵を攻略し、混セを一気に抜け出す。
虎キラーの番長?なんぼのもんじゃい!!無敗のクリーンアップなら、どんな敵も怖くはない。むしろ、勢いを生むには最高の獲物だ。3番・福留、4番・ゴメス、5番・マートン。猛虎が誇る中軸トリオが、26日のDeNA先発・三浦を沈めてチームを加速させる。
富山から帰阪となったこの日、ゴメスは早朝にマートンと富山駅へ移動。新幹線のホームに着いたのは発車1分前だった。荷物を持って慌ただしく走りながら、2人分の思いを込めて力強く言った。
「とにかく勝つだけだよ。一生懸命、プレーしたいね!!」
2人とは違う便で移動した福留も同じ思いだった。「まだ前半戦も終わっていないからね。目の前の試合に手中して一つ一つを戦っていきたい」。落ち着いた受け答えに、自信と余裕を感じさせた。
3人の歯車は、がっちりとかみ合っている。16日の日本ハム戦で現在の並びとなって以降の5試合は、引き分けを挟んで4連勝。その間の3人の合計成績は打率・354、4本塁打、10打点だ。81日ぶりとなる首位奪取の原動力となった。
ただ、セ・リーグは4ゲーム差に6チームがひしめく大混戦。阪神も単独首位とはいえ貯金は1。勢いを持続させるためにも、阪神戦通算46勝の三浦と対戦する26日のDeNA戦は落とせない。
3人の中でも福留、ゴメスがキーマンとなりそうだ。マートンは三浦との通算対戦成績が打率・323、3本塁打、10打点。4試合連続安打中と状態も上げており、警戒されるのは確実だ。
阪神がチャンスを迎えた場合、DeNAバッテリーは、マートンの前を打つゴメス、福留の2人のどちらかで勝負する可能性が高くなる。それでも力まず打席に立てるはずだ。甲子園の後押しがあるからだ。
現在、本拠地で7連勝中。福留は「ホームであれだけのファンが来てくれるわけだから。相手は嫌だろうしね」。連敗を「12」で止め、巨人に連勝して乗り込んでくる3位・DeNA。無敗トリオが大観衆の前でライバルを返り討ちにし、今季初の5連勝を飾る。