“ヤ斬り”の岩田が先陣!今季2戦2勝
阪神・岩田稔投手(31)が29日、先発する30日のヤクルト戦(神宮)に向け、甲子園での投手指名練習で調整した。チームが6連勝中という状況で巡ってきたマウンドは、ビジター6連戦の大事な初戦。「ドラ1左腕」の3人で挑むヤクルト3連戦の先陣を切る。
「(連勝中でも気持ちは)一緒です。自分が頑張れば、チームに返ってくると思います」と岩田。今季、ヤクルトには2戦2勝で対戦防御率も1・98。神宮では5月13日の対戦で6回2/3を3失点で3勝目を挙げるなど不安はない。
ここまで5勝の左腕には、さらなる活躍に期待が集まる。昨年7月は5試合で4勝1敗、防御率1・25の成績で月間MVPを初受賞した。「早く梅雨が明けてほしいです。暑い方がいいですね」。湿気を感じる梅雨時期は好まないが、夏場の暑さは大歓迎。大好きな季節を前にした6月最後のマウンドとなる。
この日は、他の先発陣とキャッチボールやダッシュなどで調整した。「(神宮は狭いが)気にしても一緒なんで」と話す。6連勝中で打線も上向いてきているだけに、自身の投球に集中して結果を残せば、白星も近づくというもの。夏男が湿気を吹き飛ばす快投で、チームを加速させる。