能見が鯉斬り8勝!下柳超え通算81勝
「広島2-8阪神」(5日、マツダ)
真夏の厳しさを感じさせない。むしろ涼しげでもあった。酷暑のマウンドで軽快に跳ねた108球。8回2失点を「九回まで投げたかった」と反省した心意気もさすが。阪神・能見が得意の「コイ料理」。期待通りの8勝目だ。
「早い回に点を取ってもらえてその裏も3人で抑えられた。いいリズムでいけました」
悪い流れを引きずらない。前夜の敗戦は得点直後のイニングで全て失点。「(連敗中の意識はなく)自分のピッチングをしようと」。この日は先制直後の二回を3人で抑えると、そのまま六回まで無安打のピッチング。八回に2ランを浴びたものの、後続を3人でピシャリ。今季最多の9奪三振も記録した。
これで今季の広島戦が5戦4勝1敗。試合後、この日のピースナイターに関して問われて「現役の僕らの姿を見てがんばろうという人もたくさんいると思うので、そういう意味ではしっかりとした姿でマウンドに上がるのも僕の役目かなと思います」と話した。自身の置かれた立場と自覚。それは後輩への気配りにも表れている。
母校の鳥取城北が2年ぶり4度目の夏の甲子園に出場。自身が契約するゼット社の担当者と相談し「みんなが平等に使えるものがいい」と、ゼット社製の練習用の硬式球40ダースのプレゼントを決めた。試合に出る選手だけではなく、すべてのかわいい後輩を思う気持ちからのものだ。
前日に続き、この日も、あえて早い時間から屋外に出て練習を行った。「かなり暑いしあえて涼しい顔で投げる」。クールを装った表情は余裕を感じさせ、心の内を読ませない武器にもなった。「本当に一つ一つ、目の前の試合に集中してがんばっていきたい」。苦しい時こそ輝く。際立つ存在感は優勝を狙う虎投の強みでもある。
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