大和“4出塁”「代役二塁」で終わらん
「阪神7-2DeNA」(22日、京セラ)
努力を怠らない人間を幸運の女神は見放さない。2本の内野安打と、2つの相手失策で4度“出塁”した阪神・大和は「チームに貢献できてよかった」と、自身の活躍を振り返った。
初回無死一塁では投前に犠打。三回には投手強襲安打、七回にも二塁左への内野安打を放った。さらにこの日はツキもあった。四回、2点を取ってなお2死二、三塁の場面では一塁へのゴロが適時失策となり、八回2死三塁では遊撃へのゴロが悪送球を誘った。敵失は記録上「出塁」にはならず、打点もつかない。だが、どちらの打席も貴重な得点に結びついた事実は不動だ。
今季は開幕スタメンに名を連ねたが、打撃不振でレギュラーの座を失った。それでも、上本が4日・広島戦で左上前腸骨棘(きょく)を亀裂骨折したことで、チャンスが再来。以後は、攻守にわたって上本の穴を十二分に埋める奮闘を見せている。その上本は19日に2軍で実戦復帰。再昇格に向けて日々汗を流しているが、簡単にポジションを譲る気はない。
失策による“出塁”が2度あったことについて「ラッキーな部分もありました」と謙虚に話した背番号0。今は僥倖(ぎょうこう)でも何でもいい。ただの代役で終わらないためには、とにかく結果を残すことが使命だ。
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