今年も地獄の宮崎…「掛布道場」再び
今年も「地獄の宮崎」がやってくる。阪神2軍は10月5~26日に開催される「みやざきフェニックス・リーグ」で、22日間のうち21試合の実戦を組む計画を進めていることが14日、分かった。掛布雅之DC(60)も帯同し、若虎を徹底的に鍛え上げる。
同リーグは18試合組まれており、試合がないのは4日間だけだが、阪神はそのうちの3日間を練習試合に充てる方針。休養日は1日だけとなり、試合漬けの毎日を送ることになる。
掛布DCも「1日だけ私事で抜けるけど、それ以外は全部ついて行く予定だよ」とほぼフル参戦。グラウンドではもちろん、試合後は宿舎の一室で選手を指導する「掛布道場」も開講する予定だ。
「特に横田と陽川をなんとかしないといけない。仕上げるというか、この時期に形をつくっていかないと。秋季キャンプ、さらに来年にもつながるようにね」
昨年は、同リーグで当時育成選手だった島本が頭角を現し、支配下登録を勝ち取って開幕も1軍で迎えた。古屋2軍監督は「今年も誰か出てきてくれたらいいね」と若手選手に大きな期待を寄せている。地獄の日々を成長の糧に-。飛躍を期す若虎が、南国の地で熱い戦いを繰り広げる。