呉昇桓、節目の40S!球児以来2人目

 「阪神3-0中日」(15日、甲子園球場)

 節目の40セーブ目を挙げても、阪神・呉昇桓の表情は緩まない。「チームが優勝争いをしているので、チームが勝つことが一番」。3-0の九回に登板し、竜打線の息の根を止めた。

 先頭の藤井を左飛に打ち取り、代打・和田には抜いた変化球を中前へ運ばれた。しかし、続く代打の赤坂を捕邪飛に仕留めると、この日3安打の大島は148キロ直球で左飛に抑えてゲームセット。8回無失点と好投の先発・藤浪から受けたバトンを離さなかった。

 「晋太郎がいい投球をしてくれたので、それが勝ちにつながったと思います」

 これで昨年記録した39セーブを更新し、40セーブ。シーズン40セーブはプロ野球史上7人目の快挙で、球団では藤川球児以来2人目だ。それでも「自分の中で大きな意味はないです」。個人的な記録は意に介さない。石仏は、チームの勝利だけを考えて投げている。

 9月に入り、来日初となる2戦連続イニングまたぎを敢行するなどフル回転で登板し続ける呉昇桓。18日・DeNA戦(横浜)から12連戦が続くが、心配は無用だ。

 「常に準備をしているので、大丈夫です」。150キロ超の石直球がうなりを上げる。虎には、呉昇桓という頼もしい守護神がいる。

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