藤浪連敗止めた!トップタイ13勝目

 「阪神3-0中日」(15日、甲子園球場)

 最後まで本塁を踏ませなかった。阪神の藤浪晋太郎投手(21)が毎回のように走者を背負いながらも粘りを見せ、8回無失点でハーラートップタイの13勝目を挙げた。八回には自身初のシーズン200奪三振もマーク。チームの連敗も3で止めた。首位ヤクルトとは0・5ゲーム差のまま。息の抜けない戦いは続くが、若きエースがいれば大丈夫だ。

 ミットを突き抜けるような直球に、平田のバットは苦しそうに空を斬った。2点リードの八回1死二、三塁。一発が出れば逆転を許す場面で、藤浪はすべてのパワーを解き放った。シーズン201個目の奪三振は、理想に描くアウトだった。

 「右バッターの懐は頭になかったと思う。三振か浅い内野フライがほしいところだったので、打ち取れて良かったと思います」

 その後、2死満塁とピンチは続いたが、代打小笠原をオール直球で三飛。年間180イニングまであと1回を残したが、8回7安打無失点。中日のエース大野に投げ勝ち、ハーラートップに並ぶ今季13勝目をマークした。

 八回には亀沢から今季200個目の三振を奪った。シーズン200奪三振は球団の日本人投手では04年井川以来11年ぶりの偉業だ。1年目126個、2年目172個…。今季激増した要因を「真っすぐも変化球も精度が良くなっている」と分析。右肩上がりの進化は、とどまることを知らない。

 探求心旺盛な姿勢は野球だけに限らない。今年から始めた釣りは釣り上げた瞬間の快感に魅せられたという。藤浪に誘われて道具を買いそろえた岩崎が、「アイツははまりすぎです」と苦笑いするほど夢中になった。ただ何も考えず水面を眺めているわけではない。

 「シーバス(釣り)は配球と似ていると思います。潮の満ち引き、深さによって、ルアーを替えたりするので」

 試合の流れ、相手バッターの反応…。もちろん気分転換も兼ねているが、釣り上げるまでの過程が、投手心理に通じるおもしろさがあるという。

 藤浪が甲子園で登板した試合はチーム11連勝。ヤクルトが勝利したため、首位浮上はならなかったが、チームの連敗を3で止めた。

 今後は22日、28日と2試合連続で巨人戦に登板する。しびれる戦いは続いていくが、「優勝のできる位置にいるのは幸せです。ここまで来たら何としても優勝したい。モチベーションにしてやっていきたい」とデッドヒートも大歓迎。悲願のリーグ優勝へ、投げる試合はすべて勝ち、歓喜のゴールテープを駆け抜ける。

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