マートン残り14戦ノーモア乱心誓う
ノーモアご乱心だ。阪神のマット・マートン外野手(33)が17日、強い気持ちを持って18日・DeNA戦からの12連戦に臨む決意を示した。
甲子園の室内練習場で行われた全体練習。他のナインとともに汗を流した助っ人は終始、穏やかな表情を浮かべていた。「ストロング ハート、ストロング マインド」。まるで自分に言い聞かせるように語った。
ここにきて再び審判の判定に不満げな表情を浮かべ、感情をむき出しにする悪い癖が出ていた。13日の広島戦では、ゴメスの打席での判定に、マートンはベンチで立ち上がり、今成に止められていた。その試合後、和田監督も「メンタルだろう」と心配顔だった。
心の乱れも原因で最近5試合では、21打数1安打と安打製造機が精彩を欠いている。だからこそ強い精神力で臨まなければならない。休養した16日は、神戸のハーバーランドに妻、子供と一緒に足を運んだ。家族でパンケーキを食べてリラックスした。
「ジュウニ(連戦)デスネ。ガンバリマショウ。モウスコシデ、ヤスミ」。レギュラーシーズンは残り14試合。決意を新たにした助っ人が、虎のリーグ制覇に貢献する。