【阪神データ】中村勝広さんを振り返る
23日に66歳で急逝した中村勝広GM。現役で11年、監督として6年の阪神での記録を振り返って見る。
◆選手時代 1971年度ドラフト2位で阪神入団。72年4月9日の開幕戦(対中日・中日球場)では「1番・二塁」でスタメン出場。ドラフト3位の望月充(3番・左翼)と共に、新人での開幕スタメンだったが、二塁手では球団史上、中村だけだ。
76年9月19日・広島戦(甲子園)で、阪神は六回に4者連続本塁打のセ・リーグタイ記録。その口火を切ったのがスタメン1番の中村。初回先頭打者本塁打13本は、真弓明信38、藤田平14に次ぐ球団歴代3位。75年の初回先頭打者本塁打シーズン6本は、2003年・今岡誠7本に抜かれるまでの球団最多。
◆監督時代 90年に第25代監督就任。95年(途中)までの6シーズン連続は、球団歴代最長。通算731試合は吉田義男、藤本定義、松木謙治郎に次ぐ、球団歴代4位。しかし、Aクラスに入ったのは92年(2位タイ)の1回だけ。選手、監督通じて優勝とは縁がなかった。