さらば関本…10・4引退セレモニー
阪神・関本賢太郎内野手(37)が今季限りで現役引退することが、29日までに明らかになった。近日中に記者会見し、今季最終戦となる10月4日の広島戦(甲子園)で引退セレモニーを行う。
試合前、グラウンドに現れた関本は、コーチ陣と順番に握手。笑顔で決断を報告した。
「昨日、決めました。球団にも伝えました。すっきりした?もちろん」
プロ19年目。03年は若手として、05年は主力として、リーグ優勝を経験。その後は内野ならどこでも守れるユーティリティーとして、二塁、三塁、一塁と複数のポジションをこなし、重宝がられた。
打撃では186センチの長身ながらバットを短く持ち、粘りを信条とした。バント、右打ちなど小技も器用にこなし、2番で起用されることも多かった。ここ数年は勝負強さを買われて代打の切り札として活躍。ファンからは神様と呼ばれることもあった。
今季も開幕から代打として期待されたが、打率は1割台に低迷。6月に左脇腹痛で、8月には右背筋痛のため登録抹消。8日に1軍復帰してからは10打数6安打3打点と結果を残したが、ユニホームを脱ぐ決断をした。
お立ち台でも人気を集めた。「必死のパッチです」が得意のフレーズ。「ゴミのお持ち帰りをお願いします!」と呼び掛けたことがきっかけで、球場美化委員長に任命され、似顔絵付きのポリ袋が発売されたことも。ファンに愛されたキャラクターだった。
惜しまれながらV戦士がまた一人、グラウンドを去る。