守護神・呉昇桓ぶっつけCSあるぞ
右足内転勤の張りのため9月26日に出場選手登録抹消となっていた阪神・呉昇桓投手(33)が、チームがCSに進出した場合、ぶっつけ本番で臨む可能性が6日、浮上した。
この日は1軍に再合流した3日と同様、甲子園の外野でキャッチボールを行うなど、軽めの練習に終始した。患部については「全力で投げていないので体の状態は分からない」としたが、回復が滞っているわけではない様子。その表情自体は明るかった。
気になる実戦復帰の日程だが、中西投手コーチは「ピッチングを見てから」と話した。中西コーチによると、ブルペン投球再開は8日に決定。同日は紅白戦が行われる予定で、そのまま登板する可能性もある。ただ復帰を焦って、けがを悪化させてしまっては元も子もない。呉昇桓本人は、紅白戦で投げるかどうかに関しては「決まっていない」と話すにとどめた。
もっとも、3日の練習後には「ゲーム(で投げること)に関しては問題ない」と話していた。2年連続で最多セーブに輝いた絶対的守護神の力なくして、下克上は望めない。呉昇桓の体のことを誰よりも知るのは、他ならぬ呉昇桓自身。その力強い言葉を信じるだけだ。