大野豊氏を招聘へ!虎投再建に期待
阪神が来季の投手コーチとして、大野豊氏(60)=野球評論家=を招聘(しょうへい)する方向であることが17日、分かった。昨年の秋季キャンプでは臨時コーチとして、阪神の若手投手陣の指導にもあたっていた。虎投の再建に期待がかかる。
大野氏は、広島で現役通算148勝138セーブという記録を残しており、先発と抑えの両方を経験している。さらに引退後は広島でのコーチだけでなく、アテネと北京の2度の五輪で投手コーチも務めた。
今季、阪神のチーム防御率は、リーグ5位の3・47。さらに先発も中継ぎも、主力投手が高齢化してきている状況もあるだけに、若手投手の育成は不可欠な状況となっている。それだけに、豊富な知識と経験を持つ大野氏は、うってつけだ。
また、この日に監督要請を受諾した金本新監督とは、広島でもチームメートだった間柄。そういった意味でも、大野氏が投手コーチに就任すれば、心強い存在となりそうだ。