「フェニックスリーグ、日本ハム１０－８阪神」（１８日、お倉ヶ浜総合公園野球場）

　アクシデントの影響をものともしなかった。１６日のロッテ戦（アイビー）で左膝に死球を受け、途中交代した阪神・横田が３安打と大暴れ。「３本打ったんで、よかったと思います」とほほを緩めた。

　六回２死一、二塁。ファウルで３球粘った末に、瀬川の８球目をフルスイング。打球は右翼頭上を越え、横田は全力疾走で三塁へ進んだ。斎藤佑からは二回に右前打、三回にも中前打を放った。「フォークを投げるピッチャーなので、低めに気をつけながら打った」と事前の対策が奏功した。

　変化球にうまく対応しての３安打に掛布ＤＣは「ボールの見極めがうまくなった」と成長を実感。浜中２軍打撃コーチも「何でもかんでも振らなくなったね」と目を細める。

　１７日に金本知憲氏の新監督就任が決定。長打を打てる外野手の横田は、金本氏の現役時代と似ており、そのバットにかかる期待は大きい。新監督について「まだ実感はない」と言うにとどめた背番号２４。長打力に磨きをかけ、存在感を示す。