掛布2軍監督!あるぞ背番号31復活

 阪神の来季2軍監督に掛布雅之球団本部付育成&打撃コーディネーター(60)が就任することが20日、明らかになった。掛布DCが背番号のついたユニホームを着用すれば引退した1988年以来、28年ぶり。ミスタータイガースが、タテジマのユニホームに袖を通し、若虎育成に全力を注ぐ。

 ミスタータイガースが帰ってくる。金本新監督の下、常勝球団構築へ向けて、改革を断行する。その要の一つである育成部門、2軍監督に掛布DCが就任することになった。

 期待されるのは未来の猛虎を背負って立つ若手の育成だ。2013年オフに育成&打撃コーディネーターとして現場復帰。ここ2年は2軍を中心に、金本新監督が就任会見で期待の野手として名前を挙げた横田、陽川、江越ら若手を指導してきた。現在もみやざきフェニックス・リーグを戦う2軍に帯同している。

 熱い指導と、分かりやすい打撃理論は、若手選手にも好評。明るいキャラクターも金本新監督が目指すチームにふさわしい存在といえる。

 金本新監督は就任会見の中で「タイガースの伝統として大砲、ホームランを打てるバッターがなかなか出てこない。まずそういうところから見てしまうんですけど、今で言うなら江越、横田、陽川ですか、そういう振れる選手に期待したいですね」と話した。

 掛布DCは現役時代には1985年の優勝を含め長く阪神の4番として君臨。在籍15年で、通算打率・292、349本塁打、1019打点の成績は80年の球団史の中でも群を抜いている。そのスラッガーとしての理論を若虎たちに伝授し、第2、第3のミスタータイガースを育ててもらいたい-。そんな思いも込められた。

 ファンにとっても待ちに待った帰還と言える。DCとして過ごした2年間は背番号はなく、ユニホームもズボンだけだった。2軍監督となれば、28年ぶりにタテジマのユニホームをまとったミスタータイガースが見られることになる。

 背番号は未定だが、現役時代の代名詞ともいえる背番号「31」は空き番となっており、こちらも復活の可能性は残る。

 鉄人とミスタータイガース。2人の偉大な猛虎が、チーム再建へ向け二人三脚で臨むことになる。

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