阪神の来季１軍内野守備走塁コーチに久慈照嘉氏（４６）＝デイリースポーツ評論家＝が就任することが２１日、明らかになった。また浜中治２軍打撃コーチ（３７）が来季から１軍打撃コーチに配置転換となり、今岡誠氏（４１）＝野球評論家＝が来季新設される２軍総合コーチに就任することも内定した。

　金本新体制を支えるコーチングスタッフに、守備のスペシャリストが加わる。現役時代は堅実な遊撃守備でチームを支え、引退後は０９年から１３年まで阪神でコーチを務めた久慈氏の入閣が決まった。球団側は同氏の高い指導力によって、今季故障などで本来のパフォーマンスが出せなかった鳥谷が復調、再生することを期待しているという。

　また今季２軍で若手打者の育成に務めた浜中コーチは１軍に舞台を移し、既に１軍打撃コーチ就任が内定している片岡篤史氏（４６）＝野球評論家＝とともに、攻撃力の底上げに尽力することになる。現役時代に勝負強い打撃でファンを魅了した今岡氏は２軍総合コーチという肩書の下、打撃、守備両面で若虎の育成が期待される。