高代HC 監督意向受け来季も三塁コーチ
阪神の高代延博ヘッドコーチ(61)が金本監督の意向を受けて、来季も三塁ベースコーチを務めることが25日、分かった。
通常は監督の横に立って助言を送る参謀役が、攻撃中はベンチ外からサポートすることになった。異例の配置となった背景には、2人の信頼関係がある。
2人のルーツはともに“三村野球”がある。金本監督は就任会見で「生みの親」として元広島監督・三村敏之氏の名前を挙げた。高代コーチも、広島在籍時に三村氏から学んだ野球が根底にある。
そのため野球への考え方は一致しており、攻撃中は会話をしなくても、作戦面で意見が割れる可能性は低い。
また、高代コーチは14年から三塁ベースコーチを務めている。61歳を迎えたが判断力は健在で、在籍する選手の力も熟知している。
さらに来季からは矢野燿大氏(46)が作戦兼バッテリーコーチに就任予定で、ベンチで指揮官をサポートする存在もいる。勝つための最善策として、高代コーチが三塁ベースコーチを兼任することになった。