走った!走った!!上本足つった
「阪神秋季キャンプ」(1日、安芸)
阪神は1日のキャンプ初日からハードトレを展開だ。午前中に徹底した盗塁と走塁練習をこなすと、午後には投手陣が100メートルダッシュ、野手陣は50メートルダッシュをそれぞれ15本ずつ消化。走塁への高い意識を求める金本イズム全開のメニューとなった。
妥協を許さない金本監督の姿勢が、練習に表れていた。特にバッティング回り後の野手陣の50メートルダッシュの時は、細かく走りをチェック。常に「見られている」という意識をすり込ませるかのように、遅れている選手がいればゲキを飛ばした。
また、その後の二塁での特守では、上本が練習後に足がつり、トレーナーに伸ばしてもらう場面も。上本は「大丈夫です」と大事には至らなかったが、午前中を含め、それだけ走塁で追い込んでいる証拠でもある。
平田チーフ兼守備走塁コーチは「(ノックは)選手に乗せられたね。(追い込めば)もっとうまくなるよ」と振り返った。まだまだこれから。意識改革に向け、厳しく練習に取り組ませていく。