香田コーチ 球児に“直電”チェック
阪神の香田勲男投手コーチ(50)は22日、入団の決まった藤川球児投手(35)の体調を本人に確認した上で、春季キャンプの振り分けを決める考えを明らかにした。
「オフの間に1回(連絡を)取りたいね。電話なり、会えるチャンスがあったら。一度、話をしたいですね。今の体のこと。体調どうか、肘とか」
藤川は2013年6月に右肘靱帯(じんたい)修復手術を受けた。今季は開幕前に右脚付け根の張りを訴えて故障者リスト入りし、四国ILp・高知での最終戦登板も左足首捻挫のため登板回避した。数々の故障歴を考慮し、本人から現状報告を受けた上で、暖かい沖縄か、高知でじっくり調整か、どちらが最適かの方向性を探る。
すでに今季の映像は確認済み。「(独立リーグの)映像は見ました。すごくいい。前の投げ方と変わらない」と実力については、まったく心配はしていない。あとは体調だけ。「そういうこと(キャンプの振り分け)を含めて、一度お話しして、聞いてみたい」と考えている。
かつて巨人投手コーチ時代には「彼が出てきたら終わり。阪神との戦いは六回までだったから」と見ていた最強の敵。今度は味方として、最高の状態で開幕を迎えられるように、アシストしていく。