江夏氏“金本改革賛成”明るさ注入しろ

 阪神OBの江夏豊氏(67)が22日、兵庫県姫路市の姫路工業高校で開催された中学生向けの野球教室に参加。金本監督が厳しさと共に明るさを打ち出し、チーム改革に取り組んでいる姿勢を歓迎した。自身は来春の2軍キャンプで臨時コーチを務め、新監督を後方支援していく。

 異論を挟む気は全くない。今季も優勝を逃したタイガース。このままではいけない。そんな状況で、かわいい後輩でもある金本新監督が誕生した。チームの変革に打ち出しているのは、厳しさと“明るさ”。江夏氏にも同じ思いがあった。金本改革に大賛成だ。

 「今までタイガースになかったものを、金本が(持っているもので)何かと言うと明るさだろうね、あいつの持って生まれた。それをチームに導入、注入すれば、プラス材料になるんじゃないかな」

 金本監督は秋季キャンプから時に厳しく、時には選手と共に笑って改革に着手。そんな様子を伝え聞いていた。「(阪神が)今までうまくいかなかった部分は何かというと明るさだと思う」。精力的に動く姿がうれしい。

 「金本は外から見ていて十分理解していると思うし、金本の考えでも、今までのタイガースになかったものは元気だと思うから、キャンプで若手と大声出してね。(2月は)ゲームに出る主力とやらないといけないけど」

 江夏氏はまた、その明るさを持ち合わせる梅野の存在も注視している。「(梅野は人を)明るくする素晴らしいものを持っている。あの顔は憎めない顔。キャッチャーが難しい顔をして受けていると、ピッチャーまでそれが伝わる」。現役時代、田淵氏ら多くの捕手とバッテリーを組んだ経験を振り返っても、梅野は合格点。期待は大きい。

 「(梅野の明るさは)神様が与えた長所。大いに利用してもらいたい。(阪神は)戦力的には、苦しい戦力と思うよ。マートンが抜け、呉昇桓がもし抜けたら、チームがガタガタになる」と江夏氏。期待と同時に不安もあるが、今は全力で支えるだけ。まずは来春の2軍キャンプ。臨時コーチとして、明るく生まれ変わるチームをバックアップする。

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