虎の新ユニは黒!敵地での弱さと決別へ
阪神が来季ビジターユニホームのデザインを刷新することが1日、明らかになった。球団創設80周年の今季、ホーム、ビジターともにモデルチェンジしたばかりだが、「超変革」を新スローガンに掲げる金本阪神の象徴とするべく、黒を基調にした新ユニホームを敵地で着用する。縦じまを消した「黒虎」が敵地で弱い近年の醜態と決別する。
金本阪神が戦闘服を一新する。球団創設80周年を迎えた今季、ホーム、ビジターともにユニホームのデザインを新たにしたばかりだが、政権交代で迎える81年目の来季、ビジターバージョンを再び刷新することになった。
メモリアルイヤーを控えた昨オフ、思い切ってイメージの変更をはかったのはビジターの色調だった。モデルにしたのは球団史で唯一、日本一を達成した1985年のスタイル。上下グレー地に縦じまを復活させ、30年前の栄光にあやかったものだったが、その思惑はもろくも崩壊した。
前年のVTRを見るように終盤に失速し、70勝71敗2分けの3位で優勝を逃した。そしてその敗因を突き詰めれば、勝率・371(26勝44敗1分け)に甘んじた敵地での勝負弱さにあったことは明白だった。
球団関係者によれば、今回リニューアルされるデザインは金本新監督の意向をもとに16年度のチームスローガン「超変革」の象徴にする狙いもあるという。注目のデザインは上下とも縦じまをなくし、シャツは黒をベースにしたシンプルな配色。虎のロゴマークが黄色で映え、パンツは白になる。
同関係者は「ホームのユニホームはすぐに変えられないが、超変革するのですから、見た目も変えたほうがいいということ」と意図を説明。敵地で勝てない内弁慶ぶりを払拭(ふっしょく)し、新たな歴史を構築する意味でも、「黒虎」への“模様替え”は抜群のタイミングともいえる。
今季、9勝16敗と負け越した巨人戦を振り返っても、敵地東京ドームで11敗(2勝)を喫した現実が重くのしかかる。09年以来、6シーズンも東京ドームでの勝ち越しはない。現役時代「強い巨人を倒すことに意義を感じる」と語っていた金本監督にとって、昨季の屈辱をはね返したい思いは強い。
「すべてを変えなければ勝てないことが分かった。変えていきます」と誓った指揮官の反骨心が詰まった新ビジターユニホーム。黒い金本虎が来季、敵地でほえる。
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