呉昇桓退団なら、抑えは球児が最有力

 阪神・香田勲男投手コーチ(50)が1日、兵庫県三木市で行われた「Let’s Go!! タイガースゴルフ2016」参加後に取材に応じ、残留交渉中の呉昇桓投手(33)が退団という結果になった場合、藤川球児投手(35)を抑えとして起用する可能性があることを明かした。

 2年連続最多セーブの絶対的守護神がいなくなる。そんな最悪の事態も想定しておかなければならない。前日、呉昇桓が保留選手名簿に記載されなかったことが判明。香田コーチは「ぼやっとした形でも(代役を)考えておかんと」と話した。

 とは言え、簡単なことではない。新外国人を獲得しようにも、年間を通して守護神を任せられる選手はそうそういない。歳内ら若手投手は経験不足で、来季が40歳シーズンの福原については「負担はかけたくない」と話す。となれば、現時点では実績もある藤川が最有力候補。「(いざとなれば)やってくれるとは思う」とした。

 ただ、これはあくまでも非常手段。藤川は2年前に右肘を手術しており、「肘の不安(になること)は避けたい」と同コーチ。連投もこなすリリーフよりは先発の方が良いと考え、すでに先発としての調整を命じている。

 いずれにせよ、呉昇桓の去就が決まることが先決。しかし、万が一の場合、重圧あるポジションを任せられる投手は限られている。

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