阪神 3A村田の獲得失敗…詰め甘かった

 阪神が獲得を目指していた米大リーグ・インディアンス傘下3Aコロンバスの村田透投手(30)が米国残留を決めたことが2日、分かった。球団幹部が「向こうに残ると聞きました」と明かした。

 事態は暗転し、海の向こうから吉報は届かなかった。金本阪神が今オフ補強の目玉として調査を続け、獲得が“秒読み”だった右腕のインディアンス残留がこの日までに決定。補強に自信を見せていた球団関係者は「こちらの(調査の)詰めが甘かったということでしょう」と落胆した。

 村田は大体大から07年度の大学生・社会人ドラフト1巡目で巨人に入団。本格派右腕として将来を嘱望されたが、1軍登板がないまま10年オフに戦力外通告を受けた。同年12月にインディアンスとマイナー契約を結ぶと、5年目の今季メジャー初昇格。メジャーの舞台で結果を残せなかったものの、3Aでは27試合に登板し、マイナーリーグ最多勝となる15勝(4敗)を挙げるなど活躍した。

 長期にわたり動向をチェックしていた阪神がワールドシリーズ後に調査を本格化させ、村田を知る米国の球界関係者も「大阪出身の村田は地元に帰るだろう」と明言するなど、元G戦士との“相思相愛”ぶりが伝えられていただけに、ショックは大きい。

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