福留、チームの天敵・黒田に勝つ

 阪神・福留孝介外野手(38)が9日、来季も広島でプレーすることが決まった黒田博樹投手(40)へのリベンジを誓った。今季、6戦4敗とチームが大いに苦手にした天敵をチーム一丸となって退治する。この日は、岐阜県大垣市で行われた「がんばろう東北!東日本大震災復興支援 山崎武司チャリティーゴルフコンペ2015」(メナードカントリークラブ・西濃コース)に参加した。

 広島ファンを大いに喜ばせたニュースも、阪神ファンにとっては頭の痛いものであっただろう。今季、チームが散々苦しめられた黒田が、来季も現役続行を決断した-。ただ、福留の心は、再び相まみえる時を見据えて燃えている。

 「また対戦があるだろうし、嫌とばかりは言ってられない。今年やられた分、来年どう返していくか。チームとして考えなきゃ上にはいけない」

 今季、チームは黒田に6戦4敗という成績に終わったが、完全に抑え込まれたかと言われれば、そうでもない。

 「打ってない、点を取っていないわけではないので。今年やっていたことを来年続けていけば」

 福留にとっては、4月11日の対戦(甲子園)で本塁打を浴びせるなど、日米通算(ポストシーズン含む)で140打数47安打、打率・336のお得意さま。福留をはじめ、チーム全員が黒田にお手上げではない。事実、6戦中3戦は3点以上奪っている。変に苦手意識を持つ必要はないというわけだ。

 来季は鶴岡と並んで野手最年長となる。投手陣最年長の福原は、金本監督から投手キャプテンに任じられた。野手のキャプテンは鳥谷だが、福留もチームを引っ張っていく意識を持ち合わせている。

 「上の人間がしっかり引っ張っていって、若手がそれについていく雰囲気ができればいい」。そう理想像を口にした背番号8。実際、優勝争いを演じていた9月初頭に他のベテラン勢とともに決起集会を開き、チームの団結を図ったように、常に意識している。

 黒田が来季も猛虎の難敵となることは確実だ。しかし、相手がプレーを続けるということは、同時にリベンジのチャンスがあるということ。いつまでも、なめられっぱなしではいられない。

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