藤浪 金本監督からの19勝指令に意欲
阪神・藤浪晋太郎投手(21)が9日、MBSラジオ「MBSベースボールパーク みんなでホームイン!」に生出演し、金本監督からの「19勝指令」に意欲を示した。
動揺したのは一瞬だけだ。番組の最後に事前収録した金本監督が登場。番組企画のキーワード「19」を発表すると、こう続けた。「背番号じゃないですよ。19勝しなさい!大黒柱になってください。来年4年目で経験も積んでいる。期待しています!」
最初は「背番号だと思ったので」と藤浪も苦笑いしたが、指揮官の言葉に即座に呼応。「勝ちは運の要素がある」との持論を展開しながら、力強い言葉で来季へ決意を示した。
「それぐらい勝てるように努力したい。イニング、防御率を伸ばせば、自然と近づくと思う。長いイニングを少ない点で抑えたら勝ちもついてくる。その辺が自分の努力するところだと思います」
藤浪自身、最もこだわる数字はイニング。既に年間200イニングを来季ノルマに設定している。ただそれを達成すれば、19勝も狙えると発想を変えた。
決して不可能な数字でもない。今季の成績は14勝7敗だが、藤浪が登板した試合はチームが19勝9敗と大きく勝ち越していた。「数字として言われたのは初めてです」と藤浪。指揮官の期待をひしひしと感じるからこそ、高いハードルも受け流さず正面から受け止めた。