バース氏 ヘイグ成功へ2カ条の提言
元阪神のランディ・バース氏(61)が14日、新外国人のマット・ヘイグ内野手(30)に向けて、日本で成功するための2カ条を提言。自身の体験を元に、後輩の活躍を願った。この日は尼崎市内のコストコ尼崎倉庫店で、自身がプロデュースするビーフジャーキーのPRサイン会を行った。
面識もなければ、詳しい情報も知らない。それでも、同じように阪神でプレーする外国人選手の後輩だ。何とかVの使者となってほしい。85年の日本一に貢献した史上最強助っ人・バースが、新外国人のヘイグに成功への2つの提言を行った。
「(ヘイグのことは)まだよく分からない。見てないので、コメントのしようがない。ただ(最初は)長くいる外国人の、オマリー(打撃コーチ補佐)とゴメスにヒントをもらえばいい」
まず最初に話したのは、先輩に学ぶ姿勢だ。メジャーの経験はあったとしても、初めての日本でのプレーには環境面も含めて違いというものが出てくる。だからこそ、「サポートがあれば大丈夫」と話すように、困った時は、素直にアドバイスを求め、聞き入れる耳を持つことが重要だ。
そして2つめは「6カ月をメドに日本のピッチャーに慣れて、アジャストしろ」といったもの。この6カ月というのはキャンプインの2月からの計算で、ちょうど夏のロードが始まる8月までのこと。初めは苦労しても「その辺りがターニングポイントになる」と、勝負どころの8、9月での活躍で優勝に関わることになるからだ。
また、新たに就任した掛布2軍監督は、85年の優勝の盟友でもあり「(掛布2軍監督は)勝つ方法を分かっている」と喜んだ。この日は集まったファン約300人に3時間ほど時間をかけてサインに応じるなど、猛虎愛は健在。遠く離れても、金本阪神1年目に大きな期待を寄せていく。