掛布2軍監督 横田を“金本化”計画
阪神・掛布雅之2軍監督(60)が20日、横田慎太郎外野手(20)を「金本化」させる考えを明かした。広島時代の2000年に打率・315、30本塁打、30盗塁でトリプルスリーを達成した金本知憲監督(47)。ポイントは「走」だ。来春の2軍キャンプで行う「走塁革命」から、挑戦が始まる。
「ホームランを打てて走れる選手が一番怖い。金本監督もそうだっただろ?横田も、そうなれる可能性を持っていると思うよ」
鉄人は長距離打者というだけではなかった。隙を見つけ、次の塁を狙う果敢な走塁を実践していた。横田は今季2軍戦でチームトップの9盗塁。台湾のアジア・ウインターリーグでは、18日現在で7盗塁と出場選手中3位。50メートル6・1秒の足は可能性を秘めている。
「試合で走ることに意味がある。サインを出すこともあるよ」
キャンプ中に予定されている5~6試合の実戦の中で、とにかく走らせるという。失敗OKの姿勢でサインを出し、走塁への意識改革を徹底して行う。
この日は、神戸市内のハーレーダビッドソン「ライダーズクロス神戸港島グラウンドオープン記念式典」に出席した。最高速度220キロのハーレーのように高速スピードで走りまくれ!「走塁革命」が横田にさらなる進化をもたらす。